• 検索結果がありません。

【ダイドードリンコ】長期発行体新規:A /安定的 ニュースリリース | 日本格付研究所 JCR 15d0236

N/A
N/A
Protected

Academic year: 2018

シェア "【ダイドードリンコ】長期発行体新規:A /安定的 ニュースリリース | 日本格付研究所 JCR 15d0236"

Copied!
2
0
0

読み込み中.... (全文を見る)

全文

(1)

1/ 2

http://www.jcr.co.jp

15- D- 0236 201 5 年 6 月 2 5 日

株式会社日本格付研究所(J C R)は、以下のとおり信用格付の結果を公表します。

株式会社

(証券コード:2590)

【新規】

長期発行体格付 A− 格付の見通し 安定的 ■ 格付事由

(1) 清涼飲料メーカー。飲料販売の約 9 割が自動販売機(自販機)によるものである。また、カテゴリーの半 分をブランド力のあるコーヒーが占める。自販機運営は、自らオペレーションする直販が約半分程度を占 め、残りを当社商品の専業オペレーターである共栄会が担っている。飲料販売以外にも子会社の「大同薬 品工業」がドリンク剤などの飲料受託製造、12 年に買収した「たらみ」がフルーツゼリーなどの食品製 造販売を営む。ともにニッチな分野であるがトップシェアとなっている。18 年度までの中期経営計画で は、既存事業や商品力の強化のほか M&A などによる事業領域の拡大も目指している。

(2) 清涼飲料市場におけるシェアは大きくないものの、販路を自販機に、カテゴリーをコーヒー飲料に絞り込 んだ独自のビジネスモデルで収益は比較的底堅い。また、自販機のオペレーションについては、直販と専 業オペレーターにほぼ限られていることから運用方針が徹底されており、運営能力は高い。飲料生産を外 部委託しており生産設備への投資負担が軽減されていることなどから、財務基盤は強固で、想定しうる M&A を勘案しても良好な財務構成を維持できる見通しである。以上を踏まえて格付を「A - 」とし、見通 しを「安定的」とした。

(3) 当面安定した業績が見込まれるものの、事業環境は楽観できず課題もある。コーヒー飲料は、主要飲料メ ーカーの販売強化に加え、コンビニエンスストアのカウンターコーヒーの普及もあり、競合が激化してい る。また、自販機での販売拡大も容易ではない。消費税増税後は店頭小売価格と自販機での定価の差が拡 大しているほか、自販機を新設できる好条件の立地は限定的である。J C Rでは、競争力のある新製品の開 発、自販機運営の一層の強化、オペレーションコスト削減など、適切な対応策を実行できるか着目してい る。

(4) 16/ 1 期の営業利益は 45 億円(前期比 13%減)の見込み。厳しい事業環境が予想されることに加え、原材 料価格高騰の影響を受ける。ただ、生産委託工場とのコスト削減実績や事業基盤を考慮すれば、収益が大 きく落ち込む可能性は低いと考えられる。なお、低価格競争が厳しい小売向けの販売には距離を置いてき たが、足元ではコンビニエンスストアへの販売を強化しているため、J C Rでは今後の販売促進費の投入状 況を確認していく。

(5) 15/ 1 期末の自己資本比率は 56. 0%、手元流動性は 500億円を超え、実質無借金であるなど財務基盤は強 固である。これまで、生産工場を保有せず、経営資源を自販機に集中してきたことで良好な財務体質が構 築されている。今後は M&A に積極的に取り組むとしているが、投資方針などを考慮すれば、財務構成に 大きな影響はないと見ている。M&A については、たらみの実績があるが、まだ経験値は少ない。M&A の 実績を積み上げ、投資に見合った収益貢献やシナジー効果を実現できるのか注目される。

(2)

2/ 2

http://www.jcr.co.jp

■ 格付対象

発行体:ダイドードリンコ株式会社 【新規】

対象 格付 見通し

長期発行体格付 A- 安定的

格付提供方針に基づくその他開示事項

1. 信用格付を付与した年月日:2015 年 6 月 23 日

2. 信用格付の付与について代表して責任を有する者:島田 卓郎

主任格付アナリスト:涛岡 由典

3. 評価の前提・等級基準:

評価の前提および等級基準は、J C R のホームページ(http:/ / www. jcr. co. jp)の「格付方針等」に「信用格付の種類

と記号の定義」(2014 年 1 月 6 日)として掲載している。

4. 信用格付の付与にかかる方法の概要:

本 件 信 用 格 付の 付 与 にか か る方 法 の 概 要 は、 J C R の ホ ー ムペ ー ジ ( http:/ / www. jcr. co. jp) の 「 格 付 方針 等 」 に 、

「コーポレート等の信用格付方法」(2014 年 11 月 7 日)、「食品」(2011 年 7 月 13 日)として掲載している。

5. 格付関係者:

(発行体・債務者等) ダイドードリンコ株式会社

6. 本件信用格付の前提・意義・限界:

本件信用格付は、格付対象となる債務について約定通り履行される確実性の程度を等級をもって示すものである。

本件信用格付は、債務履行の確実性の程度に関しての J C R の現時点での総合的な意見の表明であり、当該確実性

の程度を完全に表示しているものではない。また、本件信用格付は、デフォルト率や損失の程度を予想するもので

はない。本件信用格付の評価の対象には、価格変動リスクや市場流動性リスクなど、債務履行の確実性の程度以外

の事項は含まれない。

本件信用格付は、格付対象の発行体の業績、規制などを含む業界環境などの変化に伴い見直され、変動する。ま

た、本件信用格付の付与にあたり利用した情報は、J C R が格付対象の発行体および正確で信頼すべき情報源から入

手したものであるが、当該情報には、人為的、機械的またはその他の理由により誤りが存在する可能性がある。

7. 本件信用格付に利用した主要な情報の概要および提供者:

・ 格付関係者が提供した監査済財務諸表

・ 格付関係者が提供した業績、経営方針などに関する資料および説明

8. 利用した主要な情報の品質を確保するために講じられた措置の概要:

J C R は、信用格付の審査の基礎をなす情報の品質確保についての方針を定めている。本件信用格付においては、

独立監査人による監査、発行体もしくは中立的な機関による対外公表、または担当格付アナリストによる検証など、

当該方針が求める要件を満たした情報を、審査の基礎をなす情報として利用した。

9. J C R に対して直近 1 年以内に講じられた監督上の措置:なし

■留意事項

本文書に記載された情報は、J C Rが、発行体および正確で信頼すべき情報源から入手したものです。ただし、当該情報には、人為的、機械的、また

はその他の事由による誤りが存在する可能性があります。したがって、J C Rは、明示的であると黙示的であるとを問わず、当該情報の正確性、結果、

的確性、適時性、完全性、市場性、特定の目的への適合性について、一切表明保証するものではなく、また、J C Rは、当該情報の誤り、遺漏、また

は当該情報を使用した結果について、一切責任を負いません。J C R は、いかなる状況においても、当該情報のあらゆる使用から生じうる、機会損失、

金銭的損失を含むあらゆる種類の、特別損害、間接損害、付随的損害、派生的損害について、契約責任、不法行為責任、無過失責任その他責任原因

のいかんを問わず、また、当該損害が予見可能であると予見不可能であるとを問わず、一切責任を負いません。また、J C Rの格付は意見の表明であ

って、事実の表明ではなく、信用リスクの判断や個別の債券、コマーシャルペーパー等の購入、売却、保有の意思決定に関して何らの推奨をするも

のでもありません。J C Rの格付は、情報の変更、情報の不足その他の事由により変更、中断、または撤回されることがあります。格付は原則として

発行体より手数料をいただいて行っております。J C Rの格付データを含め、本文書に係る一切の権利は、J C Rが保有しています。J C Rの格付データ

を含め、本文書の一部または全部を問わず、J C R に無断で複製、翻案、改変等をすることは禁じられています。

■NR S R O 登録状況

J C R は、米国証券取引委員会の定める NRSRO(Nationally Recognized Statistical Rating O rganization)の 5 つの信用格付クラスのうち、以下の 4 クラ スに登録しています。(1)金融機関、ブローカー・ディーラー、(2)保険会社、(3)一般事業法人、(4)政府・地方自治体。

■ 本件に関するお問い合わせ先

参照

関連したドキュメント

「JSME S NC-1 発電用原子力設備規格 設計・建設規格」 (以下, 「設計・建設規格」とい う。

これは有効競争にとってマイナスである︒推奨販売に努力すること等を約

①正式の執行権限を消費者に付与することの適切性

[r]

特定供給者 80を供給 - 80×FIT価格 +80×FIT価格 小売電気 事業者 100を調達 80×FIT価格. 20×回避可能費用 80×交付金(※)

十四 スチレン 日本工業規格K〇一一四又は日本工業規格K〇一二三に定める方法 十五 エチレン 日本工業規格K〇一一四又は日本工業規格K〇一二三に定める方法

管理者:小関 責任者 :中島 補佐:竹本

従って,今後設計する機器等については,JSME 規格に限定するものではなく,日本産業 規格(JIS)等の国内外の民間規格に適合した工業用品の採用,或いは American